この町が作品で、 だれもがアーティストで、 だれもが主役です。
2026年9月23日に「 めぐるおおすみアートweeks 」で 老謡イベントを開催!
人口減少が進む地域社会で、町の規模や形が変わっていくことは避けられないかもしれません。けれど、そこに暮らす人が話し、歌い、描き、笑い、自分の中にあるものを外へ出し続ける限り、町は生きています。
町は小さくなっても、人間まで小さくなる必要はありません。老謡は、一人の人生を歌にすることから、地域にもう一度「人間の声」を増やしていく試みでもあります。
鹿児島県・大隅半島で暮らす高齢者一人ひとりの人生を聞き、その人だけの歌をつくるプロジェクト「おおすみで老謡」が進んでいます。「老謡」とは、有名人でも、特別な偉業を成し遂げた人でもない、名もない人々の、名もない日々を歌にして遺す試みです。今回、大隅半島を巡りながら、70代、80代を中心とした地域の方々に直接お会いし、それぞれの人生に耳を傾けてきました。
老謡の主役は、歌手ではありません。人生です。酒屋を守り続けてきた87歳の女性が、いまでも胸に残っている若き日の初恋。70歳を過ぎて仲間とバンドを始め、「いまが青春」と笑う女性。長年ガソリンスタンドに立ち、子どもだったお客さんが親になり、やがてその子どもを連れてやって来るまで、町の時間を見続けてきた女性。私たちが歌にしたいのは、人生の大事件だけではありません。誕生日のケーキ。自転車で送ってもらった帰り道。店先で交わした「いらっしゃい」。そんな、その人の人生にしかない小さな風景です。
会場で、歌になった本人と家族、そして地域の人々のさまざまな表情に会えることを楽しみにしています。
〜 中村修治 〜
老謡フェス
2026
in めぐるおおすみアートweeks
■「 老謡フェス2026 in めぐるおおすみアートweeks 」について
これまでの老謡は中村修治氏の死生観などを歌う歌が中心でしたが、このたび、めぐるおおすみアートweeksの一環として、大隅半島に住む高齢者に過去の思い出などインタビューし、楽曲にしました。
当日は、インタビュー楽曲7曲他、全9曲を披露します。
【 詳細情報 】
- 名称
- 老謡フェス2026 in めぐるおおすみアートweeks
- 開催日時
- 2026年9月23日(水)13:00〜
- 開場
- 12:30〜
- 開演
- 13:00〜
- 開催場所
- 錦江町地域活性化センター(旧錦江町立神川中学校) 技術室(1階)
- 住所
- 鹿児島県肝属郡錦江町神川3306-4
- 参加料金
- 無料
- 参加人数
- 50名まで
【 企画コンセプト 】
市井の人々の日常が主役になるアート
- アーティストが地域を一方的に表現するのではなく、地域の人とともに作品をつくる
- インタビューに協力するおじいちゃん・おばあちゃんの人生と言葉があって初めて成立する、共同制作型のアートプロジェクト
人生そのものを、表現の素材とする
- 特別な経験や華々しい経歴だけを対象にするのではなく、働くこと、家族と暮らすこと、年齢を重ねることなど、日常の人生を歌にする
インタビューから発表までが一つの作品
- 地域を訪れ、人に会い、話を聞く
- 聞いた人生を、老謡として制作する
- 本人や家族の前で発表する
- 地域の外へ音楽として届ける
MAKING PROCESS
【 楽曲制作までの流れ 】
-
中村修治氏と青木大一郎が大隅半島に住む高齢の方にインタビューを実施
9月3日、4日に合計6名の方にインタビュー - 中村修治氏と老謡制作チームで老謡を制作
- 9月23日(水)の「老謡フェス2026 in めぐるおおすみアートweeks」にて発表
- 後日、老謡のwebサイトなどにて公開
